新しい裁ちばさみを購入
ハハが手作りの際に使用している裁ちばさみは、かれこれ30年前後前に小学校指定で購入した、家庭科のお裁縫箱セットに同梱されていたものです。
ステンレス製ではあるようですが、製造国もブランドも謎の一品。
もともとスパスパ切れるものではありませんでしたが、ムスメの服を手作りする程度の布地の厚さにはそこまで不便ではありませんでした。
それがここ数ヶ月、急に切れなくなり。刃の奥から直線をザクっと切りたくても、最初の数cmは切れるが布が挟まるだけで切れない。
肩口のカーブなんかは刃先でちょくちょく行きたいのに、ちっとも切れないので刃の奥で頑張る→布地と型紙を浮かすので「わ」の布を切る時に微妙にずれたり。
さすがに「布を裁つ」作業がストレスになって来たので、自分へのご褒美(何の?!)、小学校裁ちばさみ30年ありがとう記念(?!?)に裁ちばさみを新調しました。
ちょうど現在楽天スーパーセル…じゃなかったセール開催中でしたので、値段と口コミ、そして昔の記憶から選出。
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最後の「昔の記憶」ってのは、ハハの母についてでして。
母(健在)は洋裁学校出身者で、家庭科の教員免許を持っていました。結局その資格は使わずじまいの専業主婦でしたが、ハハ(とごくたまにハハの弟(笑))に手作りの服・小物を作ってくれました。
卒業式の服(小学校・中学校)、学校に持っていく各種袋物、ハロウィーンの仮装衣装(10代の頃、家族で米国に住んでいたため)、などなど。
ハハの家庭科の宿題でエプロンを縫っていて、学校でミシンで大枠を縫い残作業を宿題として持って帰ったところ「縫い方が下手!!」と片っ端からほどかれ、やり直しさせられた事も 😥 。
そんなトラウマ今となってはいい思い出の母が手際よく使っていたのが、まさしく今回買った裁ちばさみだったのでした。
最近は老眼やら肩こりやらで洋裁より健康(太極拳)と筆ペン習字にハマっている母ですが、洋裁学校卒業生だけあって、私のような「型紙忠実初心者手芸人」には到底追いつけない手際の良さ・縫い方のきれいさなどはハハの脳裏に焼き付いているわけで。
少しでもそんな手際の良さに追いつきたいなぁという憧れもあり、今回購入しました(笑)。
….私事、失礼致しました。
せっかくなので、新旧裁ちばさみで記念撮影。
上が旧品:小学校家庭科ばさみ(笑)、下が今回購入の新はさみ。新はさみが刃先24cmです。
旧はさみの、あのカーブが実は持ちにくかったり…って、よく考えたらこのはさみ、きっと児童の手サイズ仕様なんだよね。
4本の指を入れるところとか、結構キツイですもん^^;。
ついでに、裁ち比較もしてみました。
刃先で切ったもの(左)と刃の奥からザクっと一発で切ったもの(右)。
言わずもがなですが、オレンジ〇が旧はさみ、青〇が新はさみの切れ味です。…面白いくらい一目瞭然(笑)。
刃先で切った方は切り口がスパッとする/しない(むしろ曲がっている)が見てわかるし、奥からザクっとなんて、旧はさみだと途中で止まってます^^;。
ここまで切れていなかったとは、買って良かった度合いがかなり上昇しました。
そして切れた時の音! 夢にまで見た?!?、「シャクっ、シャクっ」という快音でした。
ローラーカッターを買おうかなと考えた時もあったのですが、カッター用の広い台紙の置き場や、カッターより何となくはさみでシャク、シャクとやりたいなという思いがあり、ハハはこれからも裁ちばさみ派でいこうと思います。