ミニ太成長記録17:在宅酸素療法(HOT)卒業
今日2月22日は「猫の日」ですね。(ニャン、ニャンニャン)
本日ミニ太、生後満1歳0ヶ月にて遂に「在宅酸素(HOT)卒業」となりました!
24w1dで生まれたミニ太。
NICU/GCU入院中は、口/気管に直接管を挿入する人工呼吸器(SIMV→HFO)→生後53日目に抜管、鼻に管を挿入もしくは鼻マスクタイプの人工呼吸器である CPAP → 経鼻カニューレ →(数日間だけ) 何もつけない、という流れでステップアップしました。
そして退院後も「酸素お持ち帰り」となり在宅酸素療法を行っていましたが、この度それも機材一式返却=完全に中止となりましたので記録として残しておこうと思います。
【今までのお話】
- 慢性肺疾患のお話:ミニ太成長記録03:慢性肺疾患
- 慢性肺疾患に関わる呼吸管理のお話1(口の人工呼吸器について):ミニ太成長記録05:呼吸管理1
- 慢性肺疾患に関わる呼吸管理のお話2(鼻の人工呼吸器CPAPについて):ミニ太成長記録09:呼吸管理2
- 慢性肺疾患に関わる呼吸管理のお話3(鼻腔での酸素補助経鼻カニューレについて):ミニ太成長記録10:呼吸管理3
- 慢性肺疾患に関わる呼吸管理のお話4(酸素持ち帰り、在宅酸素療法について):ミニ太成長記録11:慢性肺疾患と在宅酸素療法
「酸素、返しちゃいましょっか」
今月の新生児科:フォロー外来の検診にて在宅酸素についての情報交換。
- 2019年になってからは1度も酸素を付けていない。
- サチュレーションモニターは週末の夜間と訪問看護さん来訪時(月2回)のみ測定。
夜間深く眠っている状態でもサチュレーション低下のアラームが鳴る事は無く、97を下回ることも無し。 - 診察中、泣いたりしても顔色の変化や息苦しそうな変化も無さそう。
そんなやり取りの最後、「酸素返却しちゃいましょっか!」との先生のお言葉を頂きました。
NICU/GCU退院時点では「数ヶ月酸素のお世話になって、1歳になる頃の春に返却するスケジュールが理想かなー」などと言われていたので、まさにその通りになりました。
1歳になるまでの現時点で、風邪らしい風邪を引かずに過ごしてこれたのが肺の順調な成長に繋がったのかも?
在宅酸素開始~返却までの経緯
2018年6月末~(退院直後)
- お風呂時以外は常時酸素チューブ装着
- 外出時は酸素ボンベ携帯にて酸素装着
2018年9月~(退院から約2ヶ月後)
- 日中起きている間、最長3時間までで酸素不使用を実施
- 外出時は30分程度なら酸素不使用を実施
2018年11月~(退院から約4ヶ月後)
- 日中起きている間、最長6時間までで酸素不使用を実施
- 外出時は1時間程度なら酸素不使用を実施
2018年12月~(退院から約5ヶ月後)
- 日中12時間は酸素不使用、夜間の12時間は酸素使用
→両親の生活スケジュールに合わせて、AM8時~PM8時は酸素不使用、PM8時~AM8時は酸素使用、という風になりました。
2019年1月~(退院から約半年後)
- 酸素完全オフ
2019年2月22日(退院から約8ヶ月後)
- 在宅酸素レンタル機材一式返却
機材返却
そして本日、主治医の先生から連絡を受けた業者の方が機器一式を回収に来て下さいました。
- 酸素濃縮装置
- 酸素ボンベ + 携帯用のショルダーバッグ
- パルスオキシメーター(ハンディタイプ)
回収の所要時間、たったの3分。設置時にいろいろ説明受けたあの頃が懐かしい。
そして機材一式が無くなり、自宅の廊下が気持ち広くなった気がします(笑)
せっかくなので、返却前日に機材一式と記念撮影しておきました。
…なんてやってたら、さっそくボンベを倒しにかかった(汗)
力強くなったなぁ、ミニ太。
自宅にこの機材&酸素ボンベ一式が届いたときには、ミニ太がこんなに元気・活発になる姿はとても想像できませんでした。
ミニ太、酸素卒業おめでとう 😀
みんなと同じように自分の肺で力強く生きていけるところまで立派に成長してくれて本当にありがとう。
そしてHOT機材一式。再会することが無いことを願いつつ(笑)、今まで大変お世話になりましたm(_ _)m。